コマンドプロンプトの使い方


コマンドプロンプトとは

 文字ベースのインターフェースでコマンド入力を受け付ける時に行頭に表示される記号。 MS-DOSでは、「C:\>」などとなっているのが一般的。この場合の「C」はドライブ名で、 フロッピーディスクから起動した時には「A:>」や「A:\>」となる。パソコン通信の NIFTY-Serveの場合は「>」がコマンドプロンプト。【同】プロンプト 例)C:\dir1\dir2 >   ・プロンプトマーク「>」は、「命令を入力して下さい。」というOSからの催促マーク。   ・先頭の2文字「C:」は、現在のドライブ(ハードディスクドライブやMOドライブ)が    「Cドライブ」である事を示す。「A, B, C」等のドライブ名をドライブレターという   ・「\dir1\dir2」は、今自分のいるディレクトリのパスを示す。このディレクトリを    「カレントディレクトリ」と呼ぶ。(カレント: current =今、現在という意味)   ・多くのコマンドでは、操作したいファイルのパス名を指定しなければならないが、    カレントディレクトリに含まれるファイルやディレクトリならば、絶対パスを    指定しなくても、ファイル名やディレクトリ名だけで指定すればよい。
コマンドプロンプトの起動方法
・スタートメニュからプログラムを選択し、コマンドプロンプトを選択する。
・スタートメニュからファイル名を指定して実行を選択し、
cmd と入力してOKボタンをクリックする。
・Explorerで、%windows%system32 配下の cmd.exe をダブルクリックする。
コマンドプロンプトで何ができるか
・Explorerの殆ど全ての操作 ・ネットワークの調査 ・スタートメニュに登録されていないプログラムの起動 ・スケジュールによる定期的なコマンドの実行 などがあります。詳細はコマンド一覧を見てもらうとして、時間を見つけて
一度は実行しておきましょう。

2.コマンドリファレンス

 ◆ ディスク操作 ◆
関数名 意味
CHKDSK ディスクをチェックし、状態を表示します。
CONVERT FAT ボリュームを NTFS に変換します。現在のドライブは変換できません。
COMPACT NTFS パーティション上のファイルの圧縮状態を表示または変更します。
FORMAT Windows NT で使用するためのディスクをフォーマットします。
LABEL ディスクのボリューム ラベルを作成、変更、または削除します。
 ◆ ディレクトリ操作 ◆
CD(CHDIR) 現在のディレクトリを表示または変更します。
DIR ディレクトリ中のファイルやサブディレクトリの一覧を表示します。
MD(MKDIR) ディレクトリを作成します。
RD(RMDIR) ディレクトリを削除します。
TREE ドライブまたはパスのディレクトリ構造を図式表示します。
XCOPY ファイルやディレクトリ構造をコピーします。
 ◆ ファイル操作 ◆
ATTRIB ファイルの属性を表示または変更します。
CACLS ファイルのアクセス制御リスト (ACL) を表示または変更します。
COMP 2 個のファイルまたはファイルの集合の内容を比較します。
COPY 1 個以上のファイルを別の場所にコピーします。
DEL(ERASE) 1 個以上のファイルを削除します。
FC 2 個のファイルまたはファイルの集合の内容を比較して、それらの違いを表示します。
FIND ファイルの中からテキスト文字列を検索します。
FINDSTR ファイルの中から文字列を検索します。
MOVE 1 個以上のファイルをディレクトリから同じドライブの別のディレクトリに移動します。
REN(RENAME) ファイルの名前を変更します。
REPLACE ファイルを置き換えます。
TYPE テキスト ファイルの内容を表示します。
 ◆ TCP/IPユーティリティ ◆
arp アドレス解決プロトコル (ARP) で使われる IP とイーサネットまたはトークン リングとの物理アドレス変換テーブルを表示、および修正します。
finger 指定したシステムで Finger サービスを実行中のユーザーに関する情報を表示します。
ftp FTP サーバー サービス (デーモンと呼ばれることもあります) を実行中のコンピュータとの間で、ファイルの転送を行います。
hostname 現在のコンピュータ (ホスト) の名前を出力します。
ipconfig 現在の TCP/IP ネットワーク構成値をすべて表示します。
lpq LPD サーバーを実行するコンピュータ上での印刷キューのステータスを得るために使用します。
lpr LPD サーバーを実行するコンピュータにファイルを印刷するために使用します。
nbtstat プロトコルの統計情報と、NBT (TCP/IP 上の NetBIOS) を使う現在の TCP/IP 接続を表示します。
netstat プロトコルの統計情報と現在の TCP/IP ネットワーク接続を表示します。
nslookup コマンド DNS (ドメイン ネーム システム) ネーム サーバーからの情報を表示します。
ping リモート コンピュータ、またはコンピュータへの接続を検査します。
rcp Windows NT コンピュータとリモート シェル デーモンである rshd を実行するシステム間でファイルをコピーします。
rexec REXEC サービスを実行中のリモート コンピュータでコマンドを実行します。
route ネットワーク ルーティング テーブルを取り扱います。
rsh RSH サービスを実行中のリモート コンピュータでコマンドを実行します。
tftp TFTP サービスを実行中のリモート コンピュータとの間で、ファイルを転送します。
tracert ICMP エコー パケットにさまざまな TTLの値を載せて宛て先に送信することで、宛て先へのルートを突き止めます。
 ◆ ネットワーク ◆
net acounts ユーザー アカウントデータベースを更新し、すべてのアカウントに対するパスワードとログオン要件を修正します
net computer ドメインデータベースに対して、コンピュータを追加または削除します。このコマンドは、Windows NT Server 上でのみ使えます
net config Workstation サービスまたは Server サービスの構成情報を表示します
net config server Server サービスの設定を表示または変更します
net config workstation Workstation サービスの設定を表示または変更します
net continue NET PAUSE コマンドによって一時停止されている Windows NT のサービスを再開始します
net file 共有ファイルを閉じ、ファイルのロックを解除します
net group サーバー上のグローバルグループを追加、表示、または修正 します
net help ネットワークコマンドのヘルプを表示します
net helpmsg Windows NT のネットワーク メッセージ (エラーメッセージ、警告メッセージなど) に関する情報を表示します
net localgroup コンピュータ上のローカルグループを修正します
net name コンピュータでのメッセージ宛先名 (エイリアス) を追加、または 削除します
net pause Windows NT のサービスまたは資源を一時停止します。サービスを一時停止すると、そのサービスは保留状態になります
net print 印刷ジョブと共有待ち行列を表示します。待ち行列ごとに、ジョブとそのサイズや状態、待ち行列の状態を一覧表示します
net send ネットワーク上のほかのユーザー、コンピュータ、または メッセージ宛先名にメッセージを送信します
net session コンピュータとネットワーク上のほかのコンピュータとの間の セッションを一覧表示、または切断します
net share ネットワークユーザーがサーバーの資源を使えるようにします
net start 開始しているサービスの一覧を表示します
net statistics ローカル上の Workstation サービスまたは Server サービスの統計情報ログを表示します
net stop Windows NT のサービスを停止します
net time コンピュータの時計を別のコンピュータまたはドメインの時計に同期させます
net use コンピュータを共有資源に接続、またはコンピュータを共有資源から切断します
net user コンピュータ上のユーザーアカウントを作成、修正します
net view コンピュータ上で共有されている資源の一覧を表示します
 ◆ その他 ◆
CLS 画面を消去します。
DATE 日付を表示または変更します。
HELP Windows NT コマンドのヘルプ情報を表示します。
TIME システム時刻を表示または変更します。
TITLE コマンドプロンプトウィンドウのタイトルを設定します。
ASSOC ファイル拡張子の関連付けを表示または変更します。
BREAK 拡張 CTRL+C チェックを設定または解除します。
CHCP 有効なコード ページ番号を表示または設定します。
COLOR コンソールの文字と背景の既定の色を設定します。
DOSKEY コマンド ラインの編集、Windows NT コマンドの再呼び出し、マクロの作成をします。
ECHO メッセージの表示、コマンド エコーのオン、オフの指定をします。
EXIT CMD.EXE プログラム (コマンド インタプリタ) を終了します。
FOR 指定されたコマンドを、ファイルの集合の各ファイルに対して実行します。
FTYPE ファイル拡張子の関連付けで使われるファイル タイプを表示または変更します。
GRAFTABL Windows NT がグラフィック モードで拡張文字セットを表示できるようにします。
KEYB 特定の言語に合わせてキーボードを設定します。
MODE システム デバイスを設定します。
PATH 実行可能ファイルの検索パスを表示または設定します。
POPD 現在のディレクトリを PUSHD で保存したディレクトリに戻します。
PRINT テキスト ファイルを印刷します。
PROMPT Windows NT コマンド プロンプトを変更します。
PUSHD 現在のディレクトリを保存して、変更します。
RECOVER 不良または欠陥ディスクから読み出し可能な情報を復元します。
RESTORE BACKUP コマンドによってバックアップしたファイルを復元します。
SET Windows NT 環境変数を表示、設定、または削除します。
SORT 入力を並べ替えます。
START 別のウィンドウを起動して、指定したプログラムまたはコマンドを実行します。
SUBST パスをドライブ名で置き換えます。
VER Windows NT のバージョンを表示します。
VERIFY ファイルがディスクへ正しく書き込まれたかを照合するかどうかWindows NT へ指定します。
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